神奈川のコロナ関連倒産116件 負債総額トップはパン工房ベルベ

 帝国データバンク横浜支店の調査によると、新型コロナウイルス感染拡大の影響による2021年度の県内のコロナ関連倒産(負債総額1千万円未満含む)は116件だった。前年度から44件増え、1.6倍となった。

 負債総額は229億1100万円で、前年度から大幅に増えた。

 負債総額トップは、人気ベーカリーチェーンのベルベ(大和市)の58億8800万円。不動産開発のエンゼルホーム(横浜市)の21億9400万円が続いた。

 業種別は小売業が30件で最多。以下、サービス業(26件)、建設業(19件)となった。

 同支店では「再び感染が拡大に転じて影響が長期化すると、事業継続を断念する『あきらめ型』の倒産が高水準で続く可能性がある」と指摘している。

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