J1湘南、本拠地・平塚でウクライナの国花・ヒマワリの種を配布

ボランティア(左)からヒマワリの種を受け取るファン=レモンガススタジアム平塚

 ヒマワリに平和の願いを込めて―。ロシアによる侵攻で被害を受けているウクライナを支援しようと、サッカーJ1の湘南ベルマーレは2日、本拠地のレモンガススタジアム平塚の周辺で募金活動を行い、ヒマワリの種をファンらに配布した。

 「ひまわりプロジェクト」と銘打った活動の第1弾。募金者にウクライナの国花、ヒマワリの種をまいてもらい、7月頃に花を咲かせるまでの間、戦禍に苦しむ子どもたちに平和な未来が訪れることを願う。

 約24万粒用意されたヒマワリの種は、10日に同スタジアムで開催されるリーグ第7節・磐田戦やクラブのイベントでも配られる。集まった寄付金は今季からパートナーシップ契約を結んだ国際医療援助団体「世界の医療団」などを通じ、現地の子供らの支援に役立ててもらう。

 父親と2人でMF田中聡の応援に訪れた小学6年の守屋楓都さん(11)は「早くヒマワリの種を植えて、世界のみんなで楽しくサッカーができるようにしたい」と願いを込めていた。

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