運動習慣「定着せず」 横浜市民、コロナ下のブーム一服?

横浜市役所

 横浜市が実施した2021年度の市民スポーツ意識調査で、運動を行う頻度について「週1回以上」と回答した人が20年度から大きく減少していたことが分かった。市は新型コロナウイルス下で運動を始めた市民が運動に飽きたことが要因とみており、定着化を課題としている。

 市によると、新型コロナが拡大し始めた20年度は「週1回以上」運動すると回答した成人が64.5%で、19年度から8.7ポイント上昇。高齢者、障害者に関しても、それぞれ5.4ポイント増の80.2%、21.6ポイント増の58.3%となっていた。

 しかし21年度は「週1回以上」運動すると答えた人の割合は成人が59.5%、高齢者73.9%、障害者45%で、いずれも減少した。

 市の担当者は、外出制限で運動の必要性に対する認識が高まった結果、20年度はウオーキングやストレッチなど気軽にできる運動が広がったと指摘。一方、21年度の結果については「健康のためだからと渋々運動をしていると継続が難しいのでは」と分析している。

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