北は前線通過 東~西は高気圧に囲まれて

6日(水)は、沿海州付近の前線を伴った低気圧がゆっくりと北よりに進み、低気圧からのびる寒冷前線が北日本を通過します。このため、北海道~東北北部では雲が広がりやすく、午前中を中心に所により雨や雪が降る見込みです。
一方、東シナ海や日本の南の高気圧はほぼ停滞し、中国東北区の高気圧が日本海に、日本の東の高気圧が東よりに移動します。このため、東北南部~九州は高気圧に囲まれて広い範囲で青空が広がるでしょう。ただ、伊豆諸島付近には風の収束線が発生するため、関東や伊豆諸島では朝までは雲が広がりそうです。南西諸島も高気圧圏内で概ね晴れるでしょう。
前線通過のあと寒気が入るために、北海道~東北北部の最高気温は5日(火)よりも低くなりますが、その他の地域の最高気温は、日照もあって5日と同じか5日よりも高くなる予想です。

気象予報士・吉田 信雄

画像について:6日午前9時の予想天気図。

© 株式会社ウェザーマップ