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高鍋町の高鍋農業高(奥平博徳校長)は和牛の一種、日本短角種の牛1頭を導入した。県内の農業高校では同校だけといい、教育に生かす。
和牛は日本固有の肉用種で、黒毛和種、褐毛(あかげ)和種、日本短角種、無角和種の4種類。国内では黒毛和種がほとんどを占め、日本短角種は岩手県を中心とする北東北や北海道で飼育されている。大型で放牧に適し、赤身肉が特徴。
同校の日本短角種は生後約8カ月の雄で体重約290キロ。黒毛和種や褐毛和種、乳用牛のホルスタイン、交雑種を飼育する牛舎に今年2月に加わった。
同校畜産科学科の横田雅人教諭は「黒毛との体形や発育の違いを学んでほしい」と期待。実家は繁殖農家という、同科新2年の山下陽侶(ひろ)さん(16)は「実際に見ると違いが分かる。いろんな牛を飼育しているので、幅広く勉強できる」と話した。