東急（東京都）などは7日、「農と食」をテーマにしたまちづくりの拠点「nexus（ネクサス）チャレンジパーク早野」を川崎市麻生区早野に開業する。東急田園都市線あざみ野駅からバスで10分ほどの自然に恵まれた環境を生かし、郊外型の自由で豊かな暮らしの実現を目指す。
新拠点は、東急の土地で市街化調整区域の約8千平方メートルを活用。▽会員制のコミュニティー農園▽たき火が楽しめるエリア▽地元野菜の直売など各種イベントに使える多目的トレーラーハウス－の有料の3エリアと、養蜂やカブトムシの育成を通じて生態系を学ぶ「生き物の森」で構成されている。
拠点の開業は、横浜市青葉区や川崎市宮前区周辺の沿線エリアを、生活と自然が融合した「歩きたくなるまち」としてリブランディング（ブランドの再構築）する構想の第1弾。コンサルティングなどを展開するシグマクシス・ホールディングス（東京都）と共同で取り組み、参画する企業や行政機関を募っている。
