【2022.04.07配信】日本保険薬局協会は4月7日に定例会見を開いた。その中で記者からリフィル処方箋の状況について質問が出ると、「現時点では事例が少なく傾向は読めない」と前置きした上で、会員企業からの話として、投与日数の記載のない目薬のリフィル処方箋があり、処方箋の期間の判断が難しい事例があったと話した。規定では外用薬では投与日数を記載することとなっており、「医師もまだ不慣れなところがあるのではないか」とし、今後事例を収集していきたい考えを示した。
「普及には時間がかかるのではないかなという感触」
4月1日から始まっているリフィル処方箋について記者から質問が出ると、首藤正一会長は現時点では「事例が少なすぎる。当社でも一桁台だと思う。流れはよくわからない」と話した。
その上で、「ちょうど目薬のリフィル処方箋がきたらどうしたらいいのかと話していたら、きたと。これは期間を定めるのが大変難しい。こういった例は聞いた」と話した。
リフィル処方箋については「今後増えるのか、普及がどれぐらいかかるのかについてはまだまだ感触がつかめない。あと2カ月、3カ月するとだいたいのことは見えてくるとは思う。普及には時間がかかるのではないかなという感触だけはみなさん持っていると思います」とした。
事務局は、実際には目薬を含めた外用剤については投与日数を記載することとなっていると補足し「医師の方もまだ慣れないということかとは思うが、非常に重要な点なので、今後事例を収集していきたいと考えている」とした。