新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は7日、同市川崎区の80代女性の死亡と、市内外に住む10歳未満～90代の男女1230人の感染が新たに確認されたと発表した。軽症が1079人、中等症が3人、無症状が135人、調査中が13人。
市によると、80代女性はクラスター（感染者集団）が発生している同市川崎区の介護老人保健施設の入居者で、発熱したため検査を受け、1日に感染が判明。6日に入院先の市内の病院で死亡した。女性は基礎疾患があり、ワクチンを2回接種していたという。
感染者の年代別の内訳は、20代が275人、40代が205人、30代が202人、10歳未満が198人、10代が164人、50代が114人、60代が33人、70代が23人、80代が13人、90代が3人。1159人の感染経路が不明。陽性患者の接触者は71人で、このうち家庭内感染は58人。
関係者1人が感染している同市多摩区の障害者通所施設で利用者ら4人の感染が新たに判明、関係者3人が感染している同市川崎区の障害者通所施設で利用者ら2人の感染が判明し、市はそれぞれクラスターと認定した。
市は、関係者の感染が判明した保育所14施設を臨時休園すると発表した。当該施設は次の通り。▽かわなかじま保育園（川崎区）▽つくし保育園（幸区）▽保育園アレッタ（同）▽新川崎みらいのそら保育園（同）▽ひよし保育園（同）▽地域支援保育アットキッズ鹿島田（同）▽アスク向河原保育園（中原区）▽ソラスト高津保育園（高津区）▽あいみー溝口保育園（同）▽ちゃいれっく新作保育園（同）▽西高津くさはな保育園（同）▽ベネッセ溝の口保育園（同）▽ナーサリールームベリーベアー鷺沼（宮前区）▽中野島のはら保育園（多摩区）
