長総大付高サッカー部 故小嶺監督後任に定方氏「先生の教え 伝えていく」

「小嶺先生の教えを伝えていく責任がある」と意気込みを語る定方新監督=長崎市、長崎総合科学大付高

 長崎総合科学大付高サッカー部は、1月に死去した小嶺忠敏監督(享年76)の後任に、定方敏和ヘッドコーチ(49)を昇格させることを正式に決めた。小嶺氏が体調を崩した昨年末から監督代行を務めていた。
 定方氏は国見高時代に日本一を経験し、2008年から小嶺氏の下でサッカー部の指導に当たっていた。5日に行われた就任会見で「全国各地に小嶺先生から教わった指導者がいるけれど、時間だけは私が一番長い。先生の代わりはまずできない。でも、誰が伝えていくのか。先生の教えを伝えていく責任がある」と“小嶺イズム”の継承を掲げた。
 新体制移行に伴い、長崎南山中を全国3位に導いた経歴を持つ浅田英彦氏(53)を教員採用するなどコーチ陣を刷新。浅田氏は主に1年生の技術指導を担当する予定で、高校サッカーのレベルが上がる中で戦術的なてこ入れを図る。


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