平田氏を副知事起用か 教育長は中﨑氏ら浮上 長崎県

(写真上から)平田修三氏、 中﨑謙司氏

 長崎県の大石賢吾知事は16日までに、今月末で任期満了となる副知事の上田裕司氏の後任に、県教育長の平田修三氏(60)を軸に起用する方向で検討している模様だ。平田氏の後任には文化観光国際部長の中﨑謙司氏(59)らが浮上している。県は30日の定例県議会最終本会議に人事案を提出する見通し。
 平田氏は佐世保市出身、京大卒。1985年に入庁し、若い頃は財政畑を歩いた。水産部次長、産業労働部長、総務部長などを経て、昨年春に前知事の中村法道氏が教育長に任命。3年の任期途中だが、先月の知事選で初当選した大石氏が副知事への登用を検討しているとみられる。
 中﨑氏は長崎市出身、長崎大卒。85年に入庁し、財政課や広報課などを経て、2011年から4年間、旧アジア・国際政策課長として東アジア諸国からの観光客誘致などに尽力。対馬振興局長を務めた後、18年から現職。
 上田氏は島原市出身。農林部長や総務部長などを歴任し、4年前に副知事に就任した。


© 株式会社長崎新聞社