【DeNA】マスク姿で個別練習 主将・佐野「心身ともしっかり準備を」 集団感染に戸惑いも

ノックを受ける佐野=横浜(花輪 久写す)

 新型コロナウイルスの集団感染の影響で、8~10日の中日3連戦が中止となった横浜DeNAは9日、横浜スタジアムで個別練習を実施した。検査で陰性が確認されている選手16人と三浦監督ら首脳陣8人が参加。午前と午後の部にそれぞれ分かれ、マスクを着用した上で体を動かした。

 主将の佐野は午前の部に参加。山本や大和、知野らとともにノックを受けたり、室内練習場でバットを振ったりした。

 佐野はオンライン取材に応じ「これだけの感染が出るのは初めてなので戸惑いもある。今できることを自分で考え、やっていかないといけない」と神妙な表情。公式戦の再開は早くても12日の巨人戦(沖縄セルラー)となるが、それでも「数日空いたからと言われないように、体と気持ちの準備をしっかりしたい」と前を向いた。

 午後の部を視察した三浦監督もオンライン取材に応じ「試合ができないことは非情に残念だし、ファンや相手チームに申し訳ない」とあらためて陳謝。コーチ陣とのオンラインミーティングを開催し、練習メニューや今後の対応について協議したことも明かした。

 濃厚接触者を含めて12選手が離脱し、チーム編成は厳しい状況になっている。指揮官は「総力戦じゃないが、ファームを含めて、いるメンバーでやるしかない。いろいろとシミュレーションして考えている」と語った。

 一方、先発投手陣は横須賀市の2軍施設「DOCK」で調整。2軍のトレーニングも分散して行われた。

© 株式会社神奈川新聞社