〈第97回高田城址公園観桜会〉桜五分咲き人出最多 晴天の下、春らんまん 開花後初の週末 花も団子も満喫

 上越市高田城址公園で開かれている第97回高田城址公園観桜会は9日、桜の開花後初の週末を迎えた。晴天に恵まれ、開幕後最多の人出となった。

屋台や物産展のエリアを中心に人だかりができていた

 開花状況は公式発表で五分咲きだったが、公園内には満開に近い木も。桜の下を歩いたり、座ったり、写真を撮ったりと、来場者それぞれが桜の風情を楽しんでいた。

内堀の貸しボートで桜を間近に

 今年は3年ぶりに公園内での飲食が解禁となったことから、芝生にシートを広げて食事を楽しむ姿や、屋台の行列が公園内のあちこちで見られた。

3年ぶりの飲食可を受け、屋台前には行列

 帰省に合わせて3年ぶりに訪れたという佐藤雅昭さん(42、東京都荒川区)は、手作り弁当に舌鼓。「(コロナ禍で)帰省もなかなかできなかったので、ようやく。天気が良くて最高。以前より人は少ないが、その分桜の写真が撮りやすい」と話していた。

 観桜会は当初10日までの会期としていたが、開花の遅れを受け17日まで延長。主催者は公園内での飲食に際して「4人以内」「短時間」「人と人との間隔を保つ」ことを呼び掛け、飲酒は不可としている。

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