共産党県委員会は9日、県党会議をオンラインで開催し、夏の参院選を見据えた今後1年間の活動方針を決めた。参院選神奈川選挙区では、擁立する新人の浅賀由香氏(42)の当選に向けて「得票数60万票・得票率15%」以上の獲得を目標に掲げた。
会議は報道陣に非公開で行われ、委員長に田母神悟氏(73)、書記長に藤原正明氏(49)をそれぞれ再任する役員人事も決めた。
終了後に会見した田母神氏は、同選挙区に関して「野党共闘の見地から1人区ではできるだけ1本化しようと努力しているが、複数区では野党も競い合っていく」と説明。今回は改選数4と非改選の欠員1を合わせた計5議席を争う合併選挙となるが、「多数激戦になれば当選ラインは下がる一方、各党も必死になる。楽観できる状況ではなく、文字通り死にものぐるいの戦いをしないと勝ち抜けない」と述べた。
来春の知事選については「黒岩県政のコロナ対応は極めて不十分だ」と指摘。「市民と共同で知事選を戦いたい」とし、新たな知事の誕生を目指すとした。
県党会議には立憲民主、社民両党の県組織の代表らがメッセージを寄せた。