ジャム+ナパージュで簡単にできる、ギンガムチェックのかわいらしいケーキです。 今回はボンヌママンのラズベリージャムを使用しています。 贈り物にもとっても華やかでいいですよ~^^ 模様のパターン2種類、大きさ2種類をそれぞれ記載してみました。 お好みのものを選んで作ってみてください! ナッペの解説はこちらのレシピにより詳しく記載しています。 ナッペとケーキを移動する方法の動画もこちらにあります。 スポンジケーキの作り方も記載しているので、スポンジから手作りしたい方はレシピ後半をご覧ください。 かわいい/インスタ映え誕生日ケーキ特集ページはこちら
by 陽子さん
このレシピの材料
数量:15cm 1台分
デコレーションに使う材料(チェック模様以外)
スポンジケーキ… 1個
★生クリーム(42%)… 400g
★グラニュー糖… 24g(クリームの重量の6%)
ボンヌママン ラズベリージャム… 適量
いちご… 1パック
ギンガムチェック部分
ナパージュ… 3g+13g+残り(分ける)
ボンヌママン ラズベリージャム(裏ごしする)… 3g+12g(分ける)
※スポンジケーキを手作りする場合
全卵… 110g(およそM玉2個)
グラニュー糖… 68g
薄力粉(アンシャンテ推奨)… 60g
無塩バター… 10g
太白ごま油(サラダ油可)… 8g
牛乳… 10g
下準備
工程内に記載
組み立て
1.スポンジケーキを3枚に切ります。 私はいつもルーラーを使って1.5cm厚さに3枚切りにします。 おそらく焼き面のほう1枚分余りますが、使わないので味見にどうぞ。 スライスしたら乾燥しないよう、一度清潔なビニール袋等に入れて口を縛っておきます。
2.いちごはヘタを落とし、4mm程度にスライスしておきます。 いちごの大きさによって何個使うか分からないので、ケーキに挟みながら様子を見てスライスしても構いません。
3.用意した生クリームに6%のグラニュー糖を入れ、ボウルの底を氷水につけてハンドミキサーの中速で泡立てます。 ここではヨーグルトを崩したくらいのトロトロした状態で泡立てをストップし、およそ半分を別の容器に分けて冷蔵庫に入れておきます。(←ナッペ+絞り用にします。) ※工程13のようにラップに全体を包んで一晩置く場合は、最初から半量のクリーム&グラニュー糖で行っても良いです。
4.ホイッパーに持ち替え、ボウルに残したクリームをツノが立つまでしっかり立てます。 これがサンドと下塗り用のクリームになります。 このクリームが緩いと、仕上がったケーキが重力で押され、時間が経つと3段腹になったりします…^^;
5.回転台にカットした3枚のスポンジのうち底面のものをのせ、ラズベリージャムを薄く塗ります。
6.生クリームも薄く塗り広げます。縁からはみ出て構いません。 ここからは、パレットナイフについたクリームはその都度ボウルの縁にナイフをこすりつけて落としながら行います。 ※ジャムやスポンジのカスがついてしまった場合は、別の器を用意してナイフのクリームを落とし、新しいクリームに入らないようにしたほうが良いです!
7.パレットナイフを利き手と逆側に立て、ナイフの面を若干自分側に向け、回転台を向こう側に回して側面にはみ出たクリームを整えます。
8.カットしたいちごをのせます。 写真では全面を埋めていますが、中心を少し空けると食べるときにカットしやすいです。
9.6、7と同じ要領でクリームを被せます。 いちごの隙間を埋めるように、厚さはいちごが透けて見えるくらいで良いです!
10.カットした時に一番上(焼き面に近いほう)だったスポンジケーキをのせ、手でポンポンと軽く押して密着させます。
11.同じ要領でもう一度ジャム・クリーム・いちご・クリームと重ね、残りのスポンジケーキを重ね、手でポンポンと押します。 スポンジの順番は、カットしたときの上2枚が逆に重なることになります。
12.クリームを全体に薄く塗ります。 (クリームの塗り方、パレットの動かし方はレシピID00010634に詳しく記載していますので、ご参考に^^) ここでは全体をコーティングできればOKなので、細かいことは気にしなくて大丈夫です。 スポンジのカスなどが出ないようクリームで閉じ込め、仕上げのナッペをきれいにするための準備です。
13.そのまま仕上げのナッペに進んでも構いませんが、時間に余裕のある方は一度ここで丸ごとラップで包み、冷蔵庫でしっかり冷やしても良いです! 一晩おくとクリームの水分がスポンジになじんでしっとりおいしくなるのと、全体がしっかりと冷えるのでナッペするときに生クリームがボソりにくくなります。 ナッペに慣れない方、夏場に作る方はここで一度しっかり冷やすことをおすすめします!
14.【ナッペ】 ナッペの詳しい解説もレシピID00010634に詳しい解説を付けていますので、そちらも参考にしてみてください! 冷蔵庫に取り分けておいたクリーム(または新しいクリーム+6%のグラニュー糖)を使います。 ここに下塗りで余ったクリームも混ぜて構いません。 ボウルの底を氷水につけ、ホイッパーで立て直しますが、下塗りのクリームよりも緩いところで止めます。 (すくい上げると1秒くらいホイッパーに引っかかりますが…。)
15.間もなくポトッと落ちるくらいのかたさです。
16.上面にクリームを落とし(ホイッパーですくってケーキ上面に落とす。3~4杯分、たっぷり!)、回転台を回しながらパレットでならします。 このとき、縁からたっぷりとクリームがはみ出るくらいの量で! ナイフに残った邪魔なクリームはその都度ボウルの縁にナイフをこすりつけて落とし、清潔な布巾でナイフを拭いて常にきれいにしてあげるとナッペもきれいにしやすいです!
17.はみ出たクリームを利用して側面を塗っていきます。 利き手と逆側にパレットナイフを立て、反対の手で回転台を向こう側に回しながらナイフを前後に動かし塗ります。 最初の1~2周でナイフを前後に動かしながらざっとクリームを全体にならし、3周目以降はナイフを立てたまま固定して回転台だけを回し、きれいにならすイメージです。
18.側面終了。
19.上面を整えます。 ナイフを利き手側(右利きでは2時の方向)から平行に入れてスッとなでるように角を取ります。 これを回しながら1周行います。 その都度ナイフをきれいにするのを忘れずに。
20.すそのクリームを取り除きます。 ナイフを利き手側に寝かして差し込むように添え、反対の手で回転台を自分のほうに回しながらナイフを少しずつ自分側に引くようにすると取れます! ここまで終わったら一旦ケーキを器やトレーに移します。 (きれいに移す方法もレシピID00010634に記載しています。)
21.【ギンガムチェック模様をつける】 小さい器に下記のそれぞれを用意して良く混ぜます。 これを入れるコルネまたは絞り袋を用意しておきます。 【1】ジャム(裏ごししたもの) 3g+ナパージュ13g 【2】ジャム(裏ごししたもの) 12g+ナパージュ3g 【3】残りのナパージュ(そのまま使うのでカップのままでOK)
22.ナッペしたケーキの上面に格子状に印をつけていきます。 (幅は作り方11と12を参考に!) 定規をラップで包み、幅を測ってパレットナイフで2箇所ずつ印をつけ、印と印を結ぶようにそのまま定規でそっと跡をつける感じです。
23.こういう感じです。 色をのせると目立たなくなるので大丈夫です!
24.ちなみに模様の大きさですが… 15cmのケーキに対して1.5cm幅ではこんな仕上がり。
25.1cm幅ではこんな仕上がりになります。 お好みで決めてくださいね!
26.混ぜておいたジャム+ナパージュ2種類をそれぞれコルネや絞り袋に入れ、先が細く出るようカットします。 薄いほうのナパージュでこのように全体の線をなぞります。 このときケーキの端1~1.5cmは空けてください。 不安な方は竹串などでガイドを引いておくと良いです。 デコレーションで隠れます。
27.一つおきに色をのせていきます。
28.線を引くのが苦手な方は、四角を1個ずつ埋めても構いません。 四角の角と角をくっつけるのがコツです。
29.次に色の濃いナパージュで模様を埋めます。 色をのせるところを間違えないようにしてくださいね。 間違えた場合は、冷やしてからそっとスプーンなどで取ると良いです。
30.最後に透明のナパージュで残りのスペースを埋めます。
31.お好きなように絞りやデコレーションをして完成です! 今回はバラ口金で花びらのように絞り、ベリー類とアラザンをで飾ってみました。
32.【もう1パターンの模様の描き方】 写真右側の模様は、定規で格子状に印をつけた後に生クリームで線を引いてから(口金は2mm径 孝義 丸口金 #2 商品コード:051794 )、ナパージュで色づけしています。 印象がまた違ってかわいいので、お好みでやってみてくださいね!
33.型に紙を敷きます。 紙は商品コード:005461のパン用純白ロール 白 4切(394×545)を使いますが、ない場合はコピー用紙がおすすめです。 パン用純白ロール紙の場合はツルツルした面がこちらを向くようにしてください。
34.【その他の下準備】 1.フライパンなどにお湯を沸かしておく(湯せんします)。 2.薄力粉を2回振るっておく。 3.バター・太白ごま油・牛乳を湯せんできる器に一緒に入れておく。 オーブンを210℃に予熱しておく(天板も一緒に予熱すること)。
35.ボウルに全卵とグラニュー糖を入れ、ホイッパーでよく混ぜ合わせます。 次に湯せんにかけ(沸騰していて良い)、絶えず混ぜながら40~43℃くらいを目安に温めます。 冬場は43℃くらいを目指すと良いです。 ボウルは熱の伝わりやすい金属製がおすすめです!また、18cmが最適です。
36.湯せんから外し、このタイミングでバター+油+牛乳を入れた容器を湯せんにかけておきます。 ハンドミキサーの高速でおよそ4分半~5分間泡立てます。 ぐるぐるとボウルの底と側面に沿うように動かし続けながら立てます。
37.白くモコモコします。
38.泡立て終わりの目安は、すくってみて跡がしっかり残ることと、ハンドミキサーに生地がブラブラと垂れ下がるくらいになることです。 ハンドミキサーからダラダラと流れ落ちる場合は泡立てが足りないのでもっと立ててみてください。
39.次に低速にして2分間ほど混ぜます。 ゆーっくりとハンドミキサーを全体的に回し、見えている大きな気泡を意識的に巻き込んでいくようにしてください。
40.大きな気泡がなくなり、ツヤツヤでなめらかな見た目になればOKです!
41.薄力粉を全て振るい入れ、混ぜます。 まずゴムベラの広い面を使って底をなでるようにボウルを横切ったら…
42.左側の側面に沿ってヘラをくるっと返し、同時に抑えている手をでボウルを90℃くらい手前に回して大きく混ぜます。 これを小麦粉が見えなくなるまで30回程度混ぜます。
43.バター+油+牛乳のボウルを湯せんから取り出し(温度は55℃目安)、8の生地をひとすくいバターのボウルに加え、ぐるぐる混ぜます。
44.9をゴムベラを伝わらせながら静かに生地全体に加え、7~8と同じ混ぜ方で60~70回程度混ぜます。
45.型に流し込み、一度トンと軽く底を打ち付けます。 (生地がうまくできていれば半分を少し超えるくらいの量になります。) 210℃予熱のオーブンを170℃に下げ、25~28分間を目安に焼きます。
46.焼き上がり。 てっぺんを軽~く押してみて、生地に弾力があれば焼けています。
47.焼き不足で押してみました。 「チュッ」と音がしてやわらかい感じがあり、指の型がついて凹みが戻らないようなら2~3分間追加で焼いてみてください。
48.ケーキクーラーにひっくり返して出し、このまま冷まします。
49.粗熱が取れたらクーラーから外しますが、上面がこのようにはがれることがあります。 これは問題ありません。上面は切り落とすので、このままで大丈夫です。
50.保存は、乾燥を防ぐため清潔なビニール袋に入れて口を縛っておきます。