【2022.04.11配信】ウエルシアホールディングスは4月11日に2022年2月期決算説明会をオンラインで開いた。この中で調剤報酬改定による影響について、ほとんどの店舗が調剤基本料の引き下げ影響を受けるとしつつも、粗利率で−0.6ポイントの減少に抑えられるとの見方を示した。「国の政策に沿ったお客様へのサービス向上と同時に、地域支援体制加算や連携強化加算、後発医薬品調剤体制加算を含めきちっとサービスを向上する」とした。
調剤報酬改定、「我々のビジネスモデルと即した流れ」
決算説明会の中でアナリストから、調剤報酬改定における調剤基本料の影響を聞く質問が出ると、同社取締役副社長(兼執行役員コーポレート担当)の中村壽一氏は、薬価改正などによって「調剤の粗利率が0.6落ちることを見込んでいる」とした。調剤基本料に関しては、「ほぼほぼ98%ぐらい」の店舗が下がるとした。
一方で、「かかりつけ機能の評価、対人業務への転換促進という我々のビジネスモデルと即した流れだとは認識しております。そういうふうな国の政策に沿ったお客様へのサービス向上と同時に、地域支援体制加算や連携強化加算、後発医薬品調剤体制加算を含めきちっとサービスを向上することで 粗利率が0.6ぐらいの減少で今期は抑えられると考えております」(中村副社長)とした。