森林の魅力、大切さ学ぶ えびので環境保全活動

タケノコ掘りに挑戦する親子

 えびの市のグリーンパークえびのを運営するコカ・コーラボトラーズジャパン(東京都)は9日、同市大河平の「水源の森えびの」で森林保全活動を行った。市民や同社社員ら約70人が参加し、タケノコ掘りや竹林整備を通して森林の魅力や保全の大切さを学んだ。
 同社と県、「水源の森」土地所有者でつくる麓共有林、西諸地区森林組合は2014年に協定を結び、同社えびの工場の水源域に当たる約203ヘクタールの森林で保全活動に取り組んでいる。
 今回はその一環の「森に学ぼうプロジェクト」で、新型コロナウイルス禍の影響で3年ぶりの開催となった。タケノコ掘りでは、親子連れらが足元を見ながら森林を散策。土から顔を出しているのを見つけると、くわを使って周囲を掘り進め、丁寧に刈り取った。
 同市・飯野小新2年の坂元愛維(めい)さん(7)は「初めてで難しかったけど、楽しかった。早く食べたい」と笑顔だった。

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