広島大学の教授がウクライナと隣接し、ヨーロッパで最も貧しい国と言われるモルドバで、ウクライナからの避難民支援の調査を行いました。
災害医療が専門の久保達彦教授は国際協力機構(JICA)の調査団に団長として参加。
3月20日から4月9日にかけて、ウクライナ避難民を受け入れているモルドバの医療体制を視察しました。
病院では、がんの放射線治療や人工透析の機器が不足。
避難所では滞在の長期化で高血圧や糖尿病など慢性疾患の治療を必要とする人が増えているということです。
久保教授
「突然人口が増えるというようなことが起こっているので、順番がどうしても遅くなってしまっている自国民がいる。これがいつまで続くんだろうかという思いを持つ時期に入っている。」
今後、医療機器の提供や情報管理システムの構築など支援を続けたいとしています。