神奈川県秦野市は、市最大の地域資源「表丹沢」のブランド化推進に向け、愛称とロゴマークを発表した。愛称は略称などを思わせる「OMOTAN(オモタン)」、ロゴマークは一部を山々に見立て、豊かな自然を色で表した。市民や事業者らも自由に使用でき、関係者は「市内から認知度を上げ、全国へ発信していきたい」と話す。
市はだの魅力づくり推進課によると、「OMOTAN」は表丹沢の略称のほか、「面白い」「楽しい」の語感も盛り込んだ造語。覚えやすく、ワクワクするような雰囲気を目指して付けたという。ロゴマークは「M」と「A」を表丹沢の山並みに見立て、青を名水、緑を豊かな自然、ピンクで桜─と秦野が誇る豊かな自然を表している。
ロゴマークは同課に事前申請すれば市民や事業者らも自由に使用できる。同市の高橋昌和市長は8日の記者会見で「間近に迫る新東名高速道路の開通は『秦野=丹沢』をPRする好機。シティーセールスに積極的に活用する」と述べた。
愛称とロゴはウェブアンケートやアウトドア雑誌編集部などからの意見を基に決定した。