西区の保育園で男の子が保育時間中に川で溺死したことについて、市は4月の施設点検でこの園から植え込みに隙間があるとの報告がなかったことを明らかにしました。
16日、西区の保育園で保育中の男の子(5)の行方が分からなくなりました。
約3時間後、男の子は近くの太田川放水路で横たわった状態で発見されましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。
警察は付近の防犯カメラなどに男の子が1人で歩く様子が映っていたことなどから事件性は低く、植え込みの隙間などからすり抜けて出ていった可能性が高いとみて調べを進めています。
広島市では毎月はじめに各園で施設点検を実施していますが、今月この園から植え込みのすき間について報告はなかったということです。
広島市によりますと子どもがすり抜けたとみられる場所にはもともとネットが設置されていましたが18日午後、新たに目の細かいネットを重ねたということです。