　20日（水）午後も全国的に晴れて、気温が高くなる見込み。一方、関東付近は雲が取れにくく、今夜にかけて急な雨や落雷、突風に注意が必要だ。なお、きょうよく晴れる地域も、今後は天気が変わりやすくなる見込み。

関東付近だけ

　きょう（水）の関東は、午前中から雨の降っている所がある。午後も大気の不安定な状態が続くため、雲の間から日差しがこぼれてきても、天気が回復したと判断しない方が良さそうだ。今夜はじめごろにかけて、関東や甲信の一部、静岡の一部では、局地的に雨雲が発達するため、強な強い雨、落雷や突風に注意が必要となる。

天気変わりやすい

　21日（木）は前線や湿った空気の影響で、西日本の太平洋側は午前中から雨の降り出す所があり、雨の強まる所がありそうだ。夜は関東や北陸にも雨の範囲が広がる見通し。北日本は日中、晴れ間が多く気温は6月並み、場所によっては7月上旬並みまで上がり、曇りや雨の地域でも20℃を超える所が多くなりそうだ。

　22日（金）の雨は早い時間に止み、日中は東・西日本の太平洋側を中心に晴れて、蒸し暑いくらいに感じる所もありそうだ。ただ、北日本は天気が下り坂で、夕方以降は北海道から雨域が南下する見込み。23日（土）は全国的にやや雲が多いが、引き続き気温が高く、関東以西は半袖の方が過ごしやすくなりそうだ。

　なお、日本付近はその後も湿った空気の通り道となり、24日（日）は西日本や東海で再び雨が降り始め、来週は東日本を含めて曇りや雨の日が多くなる見込み。週の前半は西・東日本を中心に、週後半は北陸や東北でも雨量が多くなる可能性がある。気温の高さや強い降り方の雨に、季節を先取りしたような印象を受けそうだ。

（気象予報士・高橋和也）