神社で仏像の開眼式 220年前の虚空蔵菩薩像 修理終え金色よみがえる

星宮神社で行われた開眼式。左奥が虚空蔵菩薩像

 【宇都宮】大曽2丁目の星宮神社で、220年以上前に作られたとされ、神仏習合の名残である仏像「虚空蔵菩薩像」が見つかった。長く同神社本殿の厨子(ずし)に入ったままで、平成に入るまでその存在が忘れ去られていた。えとの丑(うし)、寅(とら)の守り本尊であることから、同神社が昨冬、専門業者に修理を依頼。今月17日に開眼式を行って本殿へ祭り直した。大柿文彦(おおがきふみひこ)宮司(47)は「皆さんのおかげで立派な仏像になった」と話している。 

美しくよみがえった虚空蔵菩薩像

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