西区 保育園児溺死 市議から厳しい声「ゼロベースで見直しを」 広島

西区の市立保育園から園児がいなくなり川で溺死した問題で、市議会では市の対応に厳しい声が相次ぎました。

広島市こども未来局 森川伸江局長「ご心配ご迷惑をおかけしていることを深くおわび申し上げます」

広島市は市議会に園児が死亡した経緯と再発防止を報告しました。

議員からは原因究明や再発防止の検討が遅いなど厳しい声が相次ぎました。

馬庭恭子議員「どんなリスクがあるのか。事故が起きたのだからその時にきちんと対応して大丈夫か、どういうふうになっているかを実際に行って見てみなければならない」

川村真治議員「ハード面をもう一回しっかり見つめ直していかないといけない。ゼロベースであらゆることを見直していく必要がある」

議員からは亡くなった園児の保護者への丁寧な説明や、他の園児の心のケアなどを求める声もありました。

20日、園児が通っていた保育園では保護者説明会が開かれました。

保護者からは園児がすり抜けた可能性が指摘される植え込みのすき間について、ネットではなくフェンスの設置を求める声などが上がったということです。

保護者「園も市も深く反省して真相を解明すると思っているので、それを見守るしかないでしょう」

20日までに市は市内にある全514の保育施設に安全管理上の問題がないか調べるよう通知を送りました。

園児の死亡について市は外部の専門家による検証委員会を設置し、再発防止を進めていく考えです。

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