4月中旬、ロシアによる侵攻が続くウクライナからの避難民が別府市に到着しました。別府市に来て5日ほどたった今、ウクライナでの体験とこれからの生活への期待を語ります。
話を聞かせてくれたのは、ディミトロさん・スヴィトラーナさん夫妻とエラーダさん・ボフダンさん親子です。
スヴィトラーナ・ストロミナさんインタビュー
「別府市は出身のマリウポリに似ているので家のように感じている。」
ディミトロさん夫妻は18日に13歳と5歳の子供とともに入居。
住んでいたマリウポリでは悲惨な光景を目の当たりにしたといいます。
スヴィトラーナ・ストロミナさんインタビュー
「今でもマリウポリで戦争が続いている。一番怖かったのが家の隣りから爆弾の音が聞こえて、そんな状況で暮らしていくのは本当につらかった。」
ディミトロ・ストロミンさんインタビュー
「言葉にできない気持ち。誰にも同じ気持ちになってほしくないと思った。」
マリウポリから100キロほど離れたドネツク出身のエラーダさんも戦争への思いを訴えました。
エラーダ・クラリカウスカスさんインタビュー
「最も大事なのはどんな方法を使ってでもこの戦争を終わらせること。戦争に関係のない人が亡くなるのは苦しいので早く終わってほしい。」
今後、別府市での定住を望む4人。
6歳のころからアニメやドラマなどで日本に興味を持っていたというボフダンさんは、新生活に期待を見せています。
ボフダン・クラリカウスカスさんインタビュー
「これから大学に入りたいと思っている。別府市か大分市かまだ決めていないけどIT関係を専攻してこれからの日本のIT業界を発展させたい。」
エラーダ・クラリカウスカスさんインタビュー
「ありがとうございます、別府市。」
受け入れに協力したNPO法人は、今後も別府市と協力して支援していきたいとしています。