12~17歳の3人にモデルナ製誤接種 雲仙の医療機関

 長崎県雲仙市は22日、市内の医療機関1カ所で8、9日に12~17歳の市民3人に対し、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種で国が使用を認めていない米モデルナ製を誤って注射したと発表した。3人に体調不良などはないという。
 12~17歳への3回目接種は、米ファイザー製だけが使用を認められている。市健康づくり課によると、同医療機関での個別接種でモデルナ製が余ったため、キャンセル待ちしていた3人に連絡して接種した。12~17歳にモデルナ製を使用できないことを失念していたという。
 同医療機関が21日、接種記録を確認する際、誤接種に気づき、市に連絡した。市は南高医師会を通して、接種業務を担う全医療機関に書類や口頭での再確認を徹底するよう要請する。


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