「不同意性交罪」に罪名変更を 刑法性犯罪規定見直し巡り公明・佐々木氏

佐々木さやか氏(資料写真)

 刑法の性犯罪規定見直しを巡り、公明党の佐々木さやか氏(参院神奈川選挙区)は25日の参院決算委員会で、被害実態と合っていないと批判されている強制性交罪などの成立要件を改正するよう求めた。

 強制性交罪などの成立には暴行や脅迫があったことを成立要件としているが、佐々木氏は「被害者は積極的な抵抗というのは難しい」と指摘。「暴行・脅迫」要件の改正や「強制性交罪」から「不同意性交罪」に罪名を変更することなどを求めた。

 古川禎久法相は、法制審議会(法相の諮問機関)で議論が行われているとした上で「性犯罪への適切な対応は喫緊の課題。国民の関心も高いことから、法制審議会での充実した議論に期待している」と応じた。

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