九州高校野球大会 長崎日大、波佐見ともに惜敗 4強ならず

【準々決勝、長崎日大-西日本短大付】5回表1死、白川がこの日3安打目の右翼線二塁打を放つ(写真左) 【準々決勝、波佐見-九州国際大付】4回0/3を無失点と好投した波佐見の先発片渕=宮崎アイビースタジアム

 第150回九州地区高校野球大会第3日は26日、宮崎市の宮崎アイビースタジアムなどで準々決勝4試合が行われ、長崎県勢は波佐見が九州国際大付(福岡)に0-1、長崎日大が西日本短大付(福岡)に3-5で惜敗し、準決勝進出を逃した。このほか神村学園(鹿児島)と小林西(宮崎)が4強入りした。
 波佐見は先発右腕の片渕が五回途中まで3安打無失点と好投。打線が好機を生かせない中、守備で乱れなかった。救援したエース左腕の渡辺も踏ん張ったが、八回に白井(広田中出身)に中越え二塁打を許し、1死三塁から黒田(日宇中出身)に決勝中前打を浴びた。攻撃は最後まであと一本が出なかった。
 長崎日大は二回に失策から3失点し、三回にも1点を失った。四回に白川と前田拓の連打から2点を返し、五回に平尾の左越えソロでさらに追い上げたが、その後は決め手を欠いて無得点。投手陣は3人で自責点計1と粘り、3番手の左腕川副は1回戦の6回無失点に続き、3回1安打無失点と安定していた。
 27日は休養日。第4日は28日、宮崎市のひなたサンマリンスタジアム宮崎で準決勝を実施する。


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