カージナルス逆転勝利で今季10勝目 メッツ3連戦の被スイープを回避

【メッツ5-10カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

カージナルスは先発のスティーブン・マッツが2回表に4点を失い、メッツに逆転を許したものの、1点ビハインドの4回裏に一挙5点を奪って逆転に成功。打線が15安打10得点と奮起し、メッツ3連戦の最終戦を10対5で制して被スイープを回避した。カージナルス2番手のジェイク・ウッドフォードが2回3安打1失点で今季初勝利(0敗)をマーク。メッツ先発のカルロス・カラスコは4回途中8安打8失点(自責点7)と打ち込まれ、今季初黒星(1勝)を喫した。

初回にコリー・ディッカーソンのタイムリーで先制したカージナルスは、2回表にマッツがトマス・ニードとブランドン・ニモにそれぞれ2点タイムリー二塁打を浴びて4失点。しかし、3回裏にノーラン・アレナドの2点タイムリーで1点差に詰め寄り、4回裏にはトミー・エドマンのタイムリー二塁打、ディッカーソンのタイムリー、ディラン・カールソンの2点タイムリー三塁打などで一挙5点を奪って試合をひっくり返した。アレナドは6回裏にもタイムリー二塁打を放ち、3打数3安打3打点の活躍。10得点は今季最多タイ、15安打は今季最多だった。

なお、この試合ではアレナドの頭部付近への投球をめぐって両軍のベンチやブルペンから選手が飛び出し、乱闘騒ぎとなる一幕があった。カージナルスは4回裏にエドムンド・ソーサがカラスコから死球を受け、メッツは8回表にカージナルス3番手のヘネシス・カブレラから死球を受けたJ・D・デービスが負傷交代。直後の8回裏、メッツ4番手のヨアン・ロペスが投じた1球がアレナドの頭部付近を通過し、アレナドが怒ったことをきっかけに乱闘騒ぎとなった。カージナルスはアレナドと一塁ベースコーチのスタビー・クラップが退場に。メッツ側の退場者はいなかった。

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