通算1087安打のジェイが現役引退 2011年にカージナルスでWS制覇

日本時間4月28日、カージナルスなどで活躍したジョン・ジェイが自身のインスタグラムを更新し、現役引退を表明した。「メジャーリーグでプレーしたことは、私にとって現実離れしたことだった。私の人生を変えたゲームから正式に引退するにあたって、私をここへ導く役割を果たしてくれたすべての人々に感謝したい」とコメント。2010年のメジャーデビューから昨季まで、メジャー12年間で通算1201試合に出場し、1087安打、打率.283、37本塁打、341打点、55盗塁、OPS.721という成績を残した。

現在37歳のジェイは、2006年ドラフト2巡目指名でマイアミ大学からカージナルスに入団。アダム・オッタビーノ(1巡目)、アレン・クレイグ(8巡目)、トミー・ファム(16巡目)、ルーク・グレガーソン(28巡目)らが同期入団である。2010年にメジャーデビューを果たし、いきなり105試合に出場して打率.300をマーク。翌2011年には自己最多の159試合に出場して打率.297、10本塁打、37打点、6盗塁、OPS.768を記録し、レギュラーの外野手としてチームのワールドシリーズ制覇に貢献した。

2012年は自己最高の打率.305をマークし、2014年にも規定打席不足ながら打率.303を記録するなど巧打の外野手として活躍していたが、2015年は手首の故障もあって79試合で打率.210と低迷。同年オフにジェッド・ジョーコとのトレードでパドレスへ放出されると、その後は毎年チームを移籍するジャーニーマンとなり、2016年はパドレス、2017年はカブス、2018年はロイヤルズとダイヤモンドバックス、2019年はホワイトソックス、2020年はダイヤモンドバックス、そして昨季はエンゼルスでプレーした。

ポストシーズンにはカージナルス時代に5度(2011~15年)、カブス時代に1度(2017年)、合計6度出場し、通算67試合で打率.225、0本塁打、16打点、5盗塁、OPS.573に終わった。ただし、2014年のポストシーズン(リーグ優勝決定シリーズで敗退)では9試合で29打数14安打、打率.483、OPS1.088と気を吐いた。

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