知床観光船事故受け高速船の緊急点検  広島

北海道・知床半島沖で乗客乗員26人が乗った観光船が遭難した事故を受け、県内で始まった旅客船への緊急安全点検。

中国運輸局の職員「宮島側の気象条件はどうやって把握している?」

運航管理者「波の模様はビューカメラが宮島口についていますのでそれにアクセスして…」

ゴールデンウィークを前に点検を受けたのは、平和公園と宮島を結ぶ高速船です。

中国運輸局と広島海上保安部の職員が船に乗り、救命胴衣の配置が適切かどうかや、エンジンの配管に油漏れがないかなどを点検しました。

また、船の責任者に対し、気象条件を把握して安全に運航しているかや非常時の避難誘導の手順など、約30の項目を確認しました。

中国運輸局 妹尾光晴次席運航労務管理官「本日は特に指摘する事項はありませんでした。引き続き安全運航の船舶を船旅に利用していただけたらと思います」

アクアネット広島 運航管理者 西城義輝さん「普段通りにできたのかなと思っています。これを機にまた日々(安全運航で)やっていこうと思いました」

県内には約150の旅客船事業者がいて、中国運輸局などは順次、安全点検を行っていくとしています。

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