今年のゴールデンウィークは広い範囲で雨でのスタートとなったが、この連休中は天気が変わりやすくなりそうだ。30日は一旦、広く晴れるものの、5月1日には再び雨の降る所が多い見込み。2日は東日本や北日本で不安定な天気となり、連休後半も再び広い範囲で天気が崩れそうだ。

◆連休前半は天気小刻みに変化

　きょうは西日本から東北にかけて広く雨となっており、沿岸部を中心に風も強まっている。東日本の雨は今夜には止む所が多いが、東北はあす30日の未明ごろまで続く見込み。山沿いや標高の高い所では雪となるため、車で峠を越えるような移動は十分な注意が必要となる。

　30日の朝からは全国的に晴れる所が多い。日中の気温は北陸や山陰ではこの時季としては低くなるが、その他はだいたい平年並みで、過ごしやすい陽気となりそうだ。

　ただ、天気の移り変わりは早く、5月1日には再び天気が崩れる。低気圧などの影響で、近畿から北日本を中心に雨が降りやすくなりそうだ。

　2日は北海道を中心に雨の予想だが、上空には強い寒気が流れ込むため、東北や東日本でも大気の状態が不安定になる見込み。日本海側を中心に急な雨や雷雨に注意が必要で、関東でも午後はにわか雨がありそうだ。一方、東海から西の地域では、安定して晴れる所が多い見通し。

◆中盤は広く晴れるも、後半は再び雨か

3日から4日にかけては、北海道と沖縄で雨が降るほかは広い範囲で晴れそうだ。　5日も晴れる所が多いが、ゆっくり天気は下り坂に向かう。6日は広く天気が崩れそうで、現段階の予報より雨マークが増える可能性がある。ゴールデンウィーク中は天気が変わりやすいため、最新の予報を確認するようにしたい。

（気象予報士・多胡安那）