ウッドショック国産材回帰へ 宮崎県 供給力に注目

製材用の大量の丸太が積み上げられている中国木材日向工場=日向市竹島町(ドローン撮影)

 輸入材の供給不足に伴う木材価格高騰「ウッドショック」で、本県林業に好循環の波が押し寄せている。3月の県内木材価格(1立方メートル当たり)は前年同月比3割増の1万4千円となり、昨年からの高値安定により丸太生産業者の新規参入も相次ぐ。川下の大型製材工場では、国産材を重視する大手ハウスメーカーが視察。長らく市場を席巻してきた外国産材から国産材回帰の流れを生み、スギ丸太生産量、製材品出荷量日本一を誇る本県供給力への評価が高まっている。

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