バラや盆栽など500種5万点 3年ぶり「古賀植木まつり」

バラの花の匂いを嗅いで品定めする来場者ら=長崎市植木センター

 第65回古賀植木まつりが1日、長崎市植木センター(松原町)で始まった。同市古賀地区は「植木の里」として400年の歴史があり、植木や造園の職人らが丹精込めて育てた苗木や盆栽など500種5万点を販売する。新型コロナウイルス禍の影響で3年ぶりの開催となり、多くの客が詰めかけている。5日まで。
 古賀植木園芸組合(久保田哲雄組合長)が主催。展示即売のほか、園芸相談会やオークションなどもあり、久保田組合長は「通常の半額の商品もある。今年は天気に恵まれそうなので感染対策に気を付けて来て楽しんでほしい」とPRする。
 1日は朝一番から多くの家族連れらが来場。植木や盆栽を手に取って樹形や色味を見比べたり、花の匂いを嗅いだりして、真剣な表情で品定めをしていた。同市船石町から家族6人で訪れた尾道麻利絵さん(31)は、オレンジ色の花を付けたバラの苗木を買い求め、「初めて来たけど、種類が多くて安い。家の庭で育てるのが楽しみ」と声を弾ませた。

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