バスケB3・ヴェルカ「優勝パレード」 シーズン最終戦、岐阜に快勝

優勝パレードで大勢のファンに手を振る長崎ヴェルカの選手たち=長崎市、浜町のアーケード

 バスケットボール男子のBリーグ3部(B3)最終節最終日は1日、長崎市の県立総合体育館などで6試合が行われ、長崎ヴェルカは岐阜に95-72で快勝して、シーズン最終戦を勝利で締めくくった。通算成績は45勝3敗。試合後は長崎市浜町のアーケードで優勝パレードがあり、沿道を埋め尽くした大勢の市民らが参入初年度での優勝、B2昇格を祝福した。
 出発式では、伊藤拓摩監督、長崎市出身のガード高比良寛治に続いて、田上富久市長があいさつ。「コロナ禍でたくさんのことを我慢しなければいけない中、長崎に明るいニュースと応援する幸せを感じさせてくれた。来年もまた、こんな幸せな時間をプレゼントしてほしい」と激励した。
 パレードを先導したのは長崎南高吹奏楽部。重厚感のある演奏が響く中、選手やヴェルチアのメンバーが、手を振りながらアーケード内を練り歩いた。他のスタッフも後に続き、クラブ一体で喜びを分かち合った。
 最後に鉄橋の上で選手らがもう一度整列。周辺を埋め尽くしたファンの前で、岩下英樹社長が「今後もB2、B1、そして世界に届くクラブにしていく。次のステージを楽しみにしてほしい」と力強く宣言した。パレードは5日に佐世保市内でも行われる予定。


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