気象庁は2日(月)、4月の天候まとめを発表した。全国的に気温が高く、特に北・東日本でかなり高くなった。東日本の太平洋側は降水量がかなり多かったが、北日本の太平洋側と沖縄・奄美の降水量はかなり少なかった。
気温高かった
4月前半を中心に高気圧に覆われて晴れたことや、暖かい空気が流れ込んだ時期があったため、全国的に気温は高く、特に北・東日本ではかなり高くなった。11日には、岩手県で観測史上最も早い真夏日を観測した。
降水量 地方によりばらつき
4月後半を中心に、前線や低気圧が本州南岸付近をたびたび通過したため、東日本の太平洋側は降水量がかなり多かった。一方、高気圧に覆われる日が多かったため、北日本の太平洋側の降水量はかなり少なく、北日本の日照時間はかなり多くなった。また、沖縄・奄美は気圧の谷や湿った空気の影響を受けにくく、降水量はかなり少なかった。
【月平均気温の高い方から1位を更新した地点】
帯広 8.3℃(平年差+2.3℃)
室蘭 7.8℃(平年差+1.7℃)
広尾 7.3℃(平年差+2.1℃)
苫小牧 6.8℃(平年差+1.5℃)
釧路 5.6℃(平年差+1.6℃)
根室 5.5℃(平年差+2.0℃)
【月降水量の多い方から1位を更新した地点】
大島 537.5ミリ(平年比217%)
銚子 293.0ミリ(平年比230%)
千葉 226.0ミリ(平年比205%)
【月降水量の少ない方から1位を更新した主な地点】
帯広 2.0ミリ(平年比3%)
浦河 2.5ミリ(平年比3%)
江差 6.5ミリ(平年比9%)など北海道の計7地点
【月間日照時間の多い方から1位を更新した地点】
西郷(島根) 249.0時間(平年比131%)
米子(鳥取) 232.5時間(平年比128%)