「のんのこ諫早まつり」9月17、18日、縮小開催 「諫早万灯川まつり」は花火取りやめ

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で2年連続で中止を余儀なくされていた「のんのこ諫早まつり」が9月17、18日、規模を縮小した上で3年ぶりに諫早市で開催されることになった。市内企業や自治会などでつくる振興会が2日、明らかにした。
 同まつりは、参加チームが街を練り歩く「のんのこ皿踊り」などをメインイベントに例年、約10万人の人出でにぎわう。振興会によると、新たに作った感染防止マニュアルに沿って対策を講じることで開催可能と判断した。9月23日の西九州新幹線開業を控え、機運醸成も図る。
 例年実施してきた前夜祭を今年は1日目に組み込むほか、会場の一つ「市中央交流広場」への入場制限を設けるなど、規模を縮小しての開催となる。
 一方、市などは2日、諫早大水害の犠牲者を追悼する「諫早万灯川まつり」(7月25日)について、コロナ感染状況を踏まえ、今年も花火打ち上げなどは取りやめると発表した。関係者だけが参列する慰霊式典(諫早公園芝生広場)の形式を取る。万灯流しは見送るが、大水害から65年に当たることを踏まえ、眼鏡橋そばの本明川河原に万灯を設置するほか、式典会場周辺4カ所に焼香台を設ける。

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