ゴールデンウイーク（GW）中の29日から5月5日まで、長崎県諫早市内で高校野球の交流試合「のんのこベースボールフェスタ」が初開催される。昨秋の九州王者で選抜8強の九州国際大付（福岡）をはじめ、明豊（大分）、神村学園（鹿児島）、下関国際（山口）など、県外の有力校を含めて約40校が参加予定。本番の夏へ強化を図る。
GWは県内外で実戦を重ねて成長できる期間。毎年招待試合などを実施する県もある中、長崎県は各校単位で遠征して他県のイベントに参加したり、県内外の少数校で連携して強化試合を組んだりするが、これまで県内を舞台にした大規模な動きはあまりなかった。
同フェスタは諫早市内の監督らでつくる実行委が主催。2020年のGWから始める予定だったが、コロナ禍もあって2年連続中止になっていた。今回は選抜に出場した長崎日大など、県内から同市内の学校を中心に約10校が参加。県外校を含め、試合数や滞在日数は異なる。諫早観光物産コンベンション協会の助成金を活用し、宿泊予定は延べ数百泊。交流人口の拡大も期待される。
当初は来県予定だった沖縄や高知県の学校などが不参加になったが、来年以降も恒例にする方針。実行委員長を務める創成館の稙田龍生監督は「長崎県の高校野球が盛り上がり、各学校のレベルアップにもつながるような有意義なものにしていきたい」と話している。
会場は各校のグラウンドも使用。同市のスポーツパークいさはや第1野球場、第2野球場は無料で観戦もできる。問い合わせは事務局でヨシイスポーツの吉井健さん（電090.8660.8893）。
◎試合予定
スポーツパークいさはや第1野球場と第2野球場の試合予定は次の通り（変更の可能性あり）。
◇第1野球場 ▽29日(1)鎮西学院－創成館(2)鎮西学院－都城（宮崎）(3)創成館－沖学園（福岡）▽30日(1)創成館－小林秀峰（宮崎）(2)諫早農－小林秀峰(3)諫早農－神村学園（鹿児島）▽5月1日(1)創成館－都城（宮崎）(2)創成館－鹿児島実(3)宮崎学園－鹿児島実▽2日(1)長崎日大－宮崎学園(2)長崎日大－東明館（佐賀）▽3日(1)創成館－九州国際大付（福岡）(2)明豊（大分）－九州国際大付(3)明豊－諫早▽4日(1)西陵－九産大九州（福岡）(2)新田（愛媛）－九産大九州(3)西陵－星琳（福岡）▽5日(1)九産大九州－都城東（宮崎）(2)星琳－諫早農(3)星琳－長崎日大
◇第2野球場 ▽29日(1)諫早農－都城(2)小林秀峰－沖学園(3)小林秀峰－西陵▽30日(1)都城－鹿児島実(2)都城－神村学園▽5月1日(1)長崎日大－下関国際（山口）(2)沖学園－下関国際(3)沖学園－長崎日大▽2日(1)創成館－東明館(2)創成館－宮崎学園
※(1)は午前9時半、(2)は正午、(3)は午後2時半開始予定
