菊池6回3安打1失点で今季初勝利 ヤンキースの11連勝ストップ

【ヤンキース1-2ブルージェイズ】@ロジャース・センター

ブルージェイズは破竹の11連勝中と勢いに乗るヤンキースを相手に、先発の菊池雄星が6回78球を投げて被安打3、奪三振7、与四球1、失点1と今季一番のピッチングを披露。1点のリードを守護神ジョーダン・ロマノらリリーフ陣が守り抜き、ヤンキースの連勝をストップさせた。ブルージェイズ先発の菊池は今季初勝利(1敗)、5番手のロマノは今季12セーブ目をマーク。ヤンキース先発のネストル・コルテスに今季初黒星(1勝)が記録された。

ブルージェイズは2回裏にマット・チャップマンの5号ソロで先制。直後の3回表に菊池がジョーイ・ギャロに3号同点ソロを浴びたが、3回裏二死からボー・ビシェットの二塁打でチャンスを作り、ブラディミール・ゲレーロJr.のタイムリーで勝ち越しに成功した。クローザーのロマノは9回表に二死満塁のピンチを招いたが、アイザイア・カイナーファレファをサードゴロに打ち取って1点のリードを死守。ヤンキース3連戦の被スイープを回避し、同地区ライバルの大型連勝に終止符を打った。

菊池はアンソニー・リゾを併殺打に仕留めて初回を打者3人で終えると、2回表は三者凡退。3回表に同点弾を浴びたものの、味方打線が勝ち越したあと、4回表と5回表はヤンキース打線にヒットを許さず、6回表無死2塁のピンチでも上位打線を落ち着いて抑え、無失点で切り抜けた。移籍後5度目の先発登板でようやく初勝利をマーク。ここから波に乗っていきたいところだ。

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