放浪から安住の地へ 平塚のカピバラ、動物園ではや人気 名前応募に300件超

新しい名前を募集中のカピバラ

 かつて湘南地域を半年間放浪した末、平塚市総合公園(同市大原)内「ふれあい動物園」に引き取られたカピバラが、一般公開されてから1カ月を迎える。カピバラの名前を募集中の同市には300件を超える応募が寄せられており、同園の新たな人気動物として反響を呼んでいる。

 このカピバラは藤沢市内でペットとして飼われていたが、2019年6月に脱走。湘南地域を放浪し、20年1月に大磯町内の民家で捕獲された後、同園の仲間に加わった。少しずつ人間に慣れ、市が整備した展示コーナーで今年4月10日から公開されている。

 市は公開と同時にカピバラの名前を5月8日まで募集しており、市のウェブサイトと園内に設置したポストで受け付けている。

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