横浜FCの守護神ブローダーセンに聞いた!ザンクトパウリの同僚、宮市亮と再び同じ街でプレーしていること

2022シーズンの明治安田生命J2リーグで開幕から好調な横浜FC。14節終了時点で8勝5分1敗と首位を走っている。

そのチームを最後方から支えているのが、2021年夏にチームへ加わったスベンド・ブローダーセン。20代前半にもかかわらずJリーグでのプレーを選択した25歳のドイツ人GKは今季ここまで全試合にフル出場している。

今回はそんなブローダーセンに、Qolyが直撃!

昨年スタートさせた「選手のお名前企画」に関する話題とともに、J2屈指の守護神にいろいろ聞いてみた。記事ではその一部を紹介。

(取材日:2022年4月13日)

――前所属のザンクトパウリでは、現在同じ横浜のクラブに所属する宮市亮選手と長く一緒にプレーしていました。宮市選手はどんな存在でしたか?

彼はいつもすごく楽しい人です。時には理解に苦しむほどに。

なぜなら、彼は悪い怪我をしていたのに、いつも前向きな人でした。ピッチの外にいても、もちろんピッチの中でもそうでした。あれほど大きな怪我をしていて、サッカーができないような状況でもです。

今は横浜F・マリノスという素晴らしいクラブでプレーしているわけですが、彼はプレミアリーグのトップクラブでプレーするという夢を持っていました。しかしその中であのような怪我を負ってしまった。

それでも前向きでいることに感銘を受けています。チョット面白いガイ(笑)。

※プロとなったザンクトパウリで2015年から2021年までプレーしたブローダーセン。宮市亮もちょうど同じ期間同クラブに所属していた。

――(中略)Jリーグで印象的だったチームや選手は?

まず…私たちですかね(笑)。

なぜなら、加入した最初の名古屋グランパス戦、誰も勝つことを期待していませんでした。正直に言って自分もそうだったので、自分たちに驚かされました。

もちろん、一般的に言えば川崎フロンターレは強いと思います。昨シーズン、大きな差をつけて優勝しました。彼らから長谷川竜也選手を獲得できたことは嬉しいことです。我々が現在、順位表のトップにいるのはそういった要因もあるかもしれません。

ただ、全体的に言えばどこかのチームが印象的だったというより、どこのチームも上位に行けるような、下から上まで大きな差がない。それがとても面白くさせている要因だと思いますね。

もし、ブンデスリーガやプレミアリーグを見るならば、いつも強いチームだけが戦っているだけ。チョット、ツマラナイネ。

ドルトムント、バイエルン、ライプツィヒが上位で固まってしまいますし、昇格してきたチームはほとんどそのまま降格してしまいます。あとは“こなしているだけ”というような試合が少なくないです。

日本では京都のようにJ1へ昇格したチームが勝っていますし、競争力があるチームが多くて魅力的なリーグだと思います。

対戦した中で印象的な選手については、もちろんイニエスタです。彼は全盛期から比べればトップレベルではないかもしれませんが、それでも持っている技術や能力はトップクラスのものを維持しています。

ペナルティキックの1対1で戦う場面があり、とても光栄な機会を楽しみました。失点はしてしまったんですけど、キャリアで唯一の光栄な失点でもありました。

動画では、北欧感のある名前の由来や、ワールドカップでの日本とドイツの対戦、さらには横浜FCの好調の要因などについて、たっぷり聞いているのでそちらもぜひ!

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横浜FCは、5月8日(日)にブラウブリッツ秋田とアウェイで、15日(日)には昨季J1残留を争った徳島ヴォルティスとホームでそれぞれ対戦する。

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