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長崎県五島市は麦の実りの季節、麦秋を迎えた。崎山地区には、五島灘の青い海を背景に、黄金色になった穂が潮風に揺らいで波のように見える穂波の景色が広がっている。
県五島振興局によると、同市では崎山のほか富江、三井楽地区などで大麦、小麦、裸麦が栽培され、県内では諫早に次ぐ産地。今年の作付予定面積は約630ヘクタール。実りの早い大麦の生育は順調で、4月下旬から収穫している。
下崎山町の高台の農地では、農家から委託を受けた社会福祉法人さゆり会みつたけ荘の職員が初夏の日差しを浴びながら、機械で大麦を刈り取っていった。
麦の収穫は6月上旬ごろまで続く。