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ウクライナへの人道支援をしているNGOが、9日、現地の状況を報告しました。「現地では燃料不足が最大のネックとなっている」としています。
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現地報告をしたのは、国内外で災害や紛争に対して人道支援をしている「ピースウィンズ・ジャパン」(本部 広島・神石高原町)です。ロシア軍がウクライナに侵攻して以降、医薬品などの物資を送ったり、隣国のモルドバに医師や看護師を派遣したりするなどの支援をしてきました。
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ウクライナ国内での支援を本格化させるため、先月26日から今月3日まで現地で調査をしました。首都キーウ郊外のブチャ、イルピン、北部のチェルニヒウなどで現地の行政や企業の関係者と必要な支援について意見を交わしました。今後、支援の課題は燃料だといいます。
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ピースウィンズ・ジャパン 大西健丞代表理事
「ウクライナ側の最大のネックになっているのは燃料でして、陸送のガソリンスタンドの前に停まっているような燃料タンカーでやっているので、全体の需給をまかなうのは難しい」
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ウクライナでは燃料不足に陥っていて、現地のガソリンスタンドでは給油は1台5リットルまでに制限されていました。食料品などの物資が行き届かない現状もあったといいます。
ピースウィンズ・ジャパンは、破壊された病院の再建やドローンによる支援物資の輸送など、現地で実施する支援について検討を進めています。