料理の薬味として好まれるミョウガの出荷が、広島・大崎上島で始まっています。
土の中から顔を出しているのは、島の温暖な気候で育ったミョウガです。大崎上島町の成定祐司さんは、10アールのハウスでおよそ2600株を栽培しています。
ミョウガは、薬味や付け合わせとして年間を通して需要があるため、島の新たな特産にしようと15年前から栽培を始めました。成定さんが栽培するミュウガは、シートを使って紫外線をさえぎるので赤みが強く、えぐみが少ないのが特徴です。
ことしは燃料の高とうでヒーター代といった生産コストが、例年と比べておよそ3割ほど増えているということです。
生産者 成定祐司さん
「経費は上がっているが、ミョウガはこの時期にと出荷している。広島県産のミョウガをみなさんに食べていただきたい」
ミョウガの収穫は10月下旬まで続き、去年と同じおよそ3トンの出荷を見込んでいます。