開幕5週目の週間MVPはレイズ・マーゴとブリュワーズ・テレズ

日本時間5月10日、2022年レギュラーシーズン開幕5週目の週間MVPが発表され、アメリカン・リーグはマニュエル・マーゴ(レイズ)、ナショナル・リーグはラウディ・テレズ(ブリュワーズ)が選出された。マーゴはパドレス時代の2017年7月以来自身2度目の受賞で、レイズからの選出は2020年8月のブランドン・ラウ以来。一方、テレズは自身初の受賞で、ブリュワーズからの選出はウィリー・アダメスに続いて2週連続。ブリュワーズからの連続選出は2004年5月のライル・オーバーベイとベン・シーツ以来となった。

マーゴは7試合に出場して24打数12安打、打率.500、2二塁打、1三塁打、3本塁打、12打点、2盗塁、出塁率.539、長打率1.042、OPS1.580の大活躍。日本時間5月7日のマリナーズ戦は9回表に逆転3ラン、翌日のマリナーズ戦は8回表にグランドスラムを放ってチームの勝利に貢献した。マーゴが9回以降に逆転本塁打を放つのはキャリア初めて。また、レイズの打者による満塁本塁打は昨年8月のジョーイ・ウェンドル(現マーリンズ)以来だった。さらに、日本時間5月9日のマリナーズ戦では、試合には敗れたものの、8回表に先制アーチ。レイズの打者による3試合連続アーチは昨年9~10月のラウ以来の快挙だった。

テレズは6試合に出場して28打数9安打、打率.321、4二塁打、3本塁打、12打点、出塁率.321、長打率.786、OPS1.107をマーク。日本時間5月5日のレッズ戦はキャリア3本目のグランドスラムを含む1試合2本塁打(自身6度目)を記録し、6打数4安打8打点の大暴れで1試合8打点の球団新記録を樹立した。また、この日から3試合連続で「長打1本以上を含むマルチ安打」をマークし、これはブリュワーズでは2019年7月のケストン・ヒウラ以来の快挙。今季の8二塁打、24打点、長打率.570はいずれもチームトップの数字であり、7本塁打と53塁打もアダメス(8本塁打、55塁打)に次ぐチーム2位となっている。

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