大学サッカーとプロの違いは何か。U-21日本代表DF岡哲平が明かす

9日から行われているU-21日本代表候補の合宿。最終日の11日には全日本大学選抜との練習試合も予定されている。

試合を翌日に控えた10日、大学から代表候補に選出されたDF岡哲平(明治大学)がオンラインでの取材に応じた。そこでの一問一答。

※岡はFC東京のユース出身。U-23としてJ3でのプレー経験もあるがトップ昇格を果たせず明治大学に進学している。

――今回呼ばれた率直な想いを。

自分とケイン(佐藤恵允)以外はもうプロで活躍してる選手たち。

プロ顔負けというか「大学生でもこれくらいやれるんだぞ」っていうのを見せるためにもチャンスだし、6月からあるウズベキスタン(開催のU-23アジアカップ)に向けても、サバイバルを絶対に勝ち取らないといけないと思ってこのキャンプに来ました。

――ここまでの2日間で感じたことは?

昨日(9日)はリカバリーだったのでやってないんですけど、今日(10日)の午前中にポゼッションやゲーム形式(の練習を)やりました。

正直いって大学のリーグとかよりも全然上手くて。遥かに上手くて…。

どういうところが上手いかっていうと、やっぱり足元だけじゃなくて見る判断だったりプレースピードだったり、強度じゃないテクニカルの部分で違いが見えたかなと。

(ただ)逆に周りが上手いぶん自分もやりやすいですし、大学でやる相手とは違う相手とやることで、いろんな刺激を練習の中で受けられたかなって思います。

――今回の合宿でアピールしたいポイントは?

センターバックとしては失点しないように心がけています。

それはチームとしてですけど、個人としては両足のキックだったりヘディング。あと、持ち前の元気でチームを良い方向に導けたらいいなと思います。

――ビルドアップはチームでもすごく求められる部分。

同じセンターバックのメンバーを見ても、左側のセンターバックで(起用されて)左足で持てる。自分はそれが強みかなと。

左足でオープンに持って、でも(出すところが)なかったら右足でもフィードできる。その強みを明日(11日の試合で)生かしたいと思います。

――今日も練習でも他の記者が「岡って左利きなの?」って聞いていた。

あー、もう一番嬉しいです(笑)。左利きかと思わせるように(したい)。

――FC東京のユース時代のチームメイトもいる。大学経由でのここまでの道のりはどう?

高校に上がる段階でプロに進めませんでした。

(でも)高校の時にはダメだったけど、大学では大学なりの成長だったり4年間の積み上げで同じ舞台に立つ。なんかその…こういう場所で会えたのは嬉しい。

仲間にも哲平がどれだけ成長したのかっていうのを見せたいです。

――11日の相手は全日本大学選抜。岡選手にとってお馴染みのメンバーになる。

いやー、もうこの日本代表に選ばれているからには絶対大学生に負けられないです。大学生でこっち(代表)に来てるという意味もちゃんと理解して…叩きのめしたいと思います。

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――大学選抜の特徴は?

(自分が)関東リーグを戦っていて、スピードとフィジカル。そういう部分では(U-21)日本代表にも劣らないと思う。周りにもその特徴を伝えつつ、自分が最後は止めるつもりでやりたいと思います。

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