西日本から東日本の太平洋側と南西諸島は、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込み。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意すると共に、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要だ。

　前線が中国の華南から東シナ海を通り、奄美にのびている。前線は次第に北上し、11日（水）夜には前線上の東シナ海で低気圧が発生し、13日（金）にかけて、西日本から東日本の太平洋側を東へ進む見込み。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となる見通し。

大雨に警戒

　南西諸島は13日（金）にかけて、西日本は14日（土）にかけて、東日本は13日（金）から14日（土）にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込み。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意が必要だ。

＜12日（木）夕方までの24時間予想雨量（多い所）＞
　九州南部、四国　180ミリ
　沖縄、奄美　　　120ミリ
　近畿、東海　　　100ミリ

＜その後、13日（金）夕方までの24時間予想雨量（多い所）＞
　九州南部、四国、近畿、東海　100～200ミリ
　関東甲信　　100～150ミリ
　沖縄、奄美　50～100ミリ

　その後、14日（土）にかけて西・東日本は太平洋側を中心に、雨量がさらに増える見込み。

　西日本の太平洋側と南西諸島は12日（木）にかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込み。落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要で、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努める必要がある。