横浜市の待機児童4年連続減少 コロナ禍で「隠れ」増加

横浜市役所

 横浜市は11日、今年4月1日時点の待機児童数が11人だったと発表した。昨年より5人少なく、4年連続の減少。市こども青少年局は「保育ニーズの高い1歳児の受け入れ枠の確保や、保育を希望する保護者へのきめ細かい相談支援が奏功した」と分析している。

 一方、いわゆる「隠れ待機児童」とされ、希望する保育施設に入れなかった保留児童数は2937人で、昨年より95人増えた。育児休業の延長を希望する人が増えたことなどが要因といい、新型コロナウイルス感染への不安から子どもの預け控えが引き続き影響しているとみられる。

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