上越市立有田小(野田晃校長)の6年生107人は11日、同市三田新田で架橋工事を見学した。
工事は都市計画道路黒井藤野新田線の戸野目川に架かる橋で、藤木鉄工(聖籠町)と田中産業(上越市)による特定共同企業体が担当している。見学は社会科、総合学習として実施。企業側が地域貢献として受け入れた。
現場では鋼鉄製の橋桁を取り付ける作業を見学。長さ16メートル、重さ21トンの橋桁が巨大なクレーンで持ち上げられ、位置を確認しながら下ろす様子を、息をのんで見守った。
児童からは「近くに橋(御宮橋)があるのに、どうして新しい橋を造るのか」といった質問が上がり、都市計画について関心を抱いていた。三橋亜恋さんは「橋の工事を初めて見るのでわくわく。たくさん質問したい」、齊藤真琴さんは「橋は(生活の上で)当たり前の存在になっていたけど、すごさと大切さが分かった」とそれぞれ話していた。