参院選宮崎 立民、国民一本化決裂 党勢拡大へ譲らず

 参院選宮崎選挙区(改選数1)で立憲民主党と国民民主党の候補者調整が決裂し、野党乱立で選挙戦に臨む見通しとなった。近年の国政選挙で「反自民」で結束してきた県内野党勢力。昨秋の衆院選で議席獲得につながった枠組みが崩れ去った背景には、両党がそれぞれ現職の国会議員を抱え、党勢拡大をにらむ中での綱引きの激化があり、生じた亀裂は最後まで修復できなかった。

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