UEFAチャンピオンズリーグ決勝でふたたび激突することになったレアル・マドリーとリヴァプール。
ここでは両チームが欲しがった選手たちをまとめてみる。
ロドリゴ
CL準決勝のマンチェスター・シティ戦でレアルを救った救世主。
2019年夏、レアルはまだ10代だった彼を4500万ユーロ(62億円)で獲得した。ただ、実はリヴァプールも16歳当時からロドリゴの獲得を狙っていた。
ユルゲン・クロップ監督が彼に惚れ込んでおり、サントスとプロ契約する前に引き抜こうとしていたという。
ただ、サントスの会長がオファーを拒否したことで、ロドリゴはサントスとプロ契約を結んだそう。
ルイス・スアレス
2011~2014年までリヴァプールで活躍したウルグアイ代表FW。2014~2020年までプレーしたバルセロナでは、クラブ史上3位となる通算198ゴールを決めた。
レアル戦では通算12ゴールを決めており、まさに天敵と呼べる存在だ。だが、実はレアルも彼の獲得を狙っていた。
バルサに移籍した際、「レアルと話したが、『後で』と伝えた。彼らは僕を欲しがったが、僕の夢はバルサだった。バルサの名前を聞いた時、迷いはなかった」と本人が明かしている。
クリスティアーノ・ロナウド
今季古巣マンチェスター・ユナイテッドに電撃復帰した稀代のストライカー。
レアル・マドリーではクラブ史上最多スコアラーになるなど圧倒的な活躍を続けた。
かつてリヴァプールを指揮したジェラール・ウリエ元監督は、2003年にロナウド獲得に近づいていたことを明かしている。だが、財政面の制約により、スポルティングからの獲得を諦めざるをえなかったとか。
スティーヴン・ジェラード
地元リヴァプール生まれの生え抜きとして、クラブ史上3位となる710試合に出場したレジェンド。
ジョゼ・モウリーニョ監督は彼の獲得を熱望していた。レアルを指揮していた2010年にも引き抜きにトライしている。
指揮官本人が「彼をチェルシー、インテル、レアルに連れていこうとした。だが、彼は常に親愛なる敵だった。マケレレ、ジェラード、ランパードで中盤を組むのを夢見ていたよ」と明かしている。
エデン・アザール
2019年から所属するレアルでは苦しんでいるが、チェルシーでは大エースに君臨した。
チェルシー入りしたのは2012年。当時はマンチェスター・ユナイテッドにシティ、アーセナル、リヴァプール、トッテナムとトップ6全てが彼の獲得を狙っていたとされている。
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実際、2010~2011年にリヴァプールを指揮したロイ・ホジソン監督もそれを認めている。同氏は「リヴァプールの監督をしている時にアザールを獲得候補として視察しに行ったことがある」と明かしている。