ついにUEFAチャンピオンズリーグの決勝戦に出場する2つのチームが決定。今季はレアル・マドリーとリヴァプールが対戦することになった。
そこで今回は、レアル・マドリーでプレーしたことがある貴重な「英国人選手」6名を特集しよう。全員わかるだろうか。
ジョナサン・ウッドゲイト
国籍:イングランド
レアル・マドリーで悲惨なキャリアを経験してしまったイングランド人センターバック。2004年に加入したものの、獲得前から明らかになっていた怪我の影響でなかなか出場できず、9月に行われたデビュー戦でいきなり退場してしまった。
結局2007年までで14試合しかプレーできずに退団することになり、メディアでは「21世紀で最も失敗した補強の一つ」と揶揄されることも多い。
マイケル・オーウェン
国籍:イングランド
リヴァプールで若くしてゴールを量産し「ワンダーキッド」と称賛された快速ストライカー。プレミアリーグで多くのファンに愛されていたが、2004年に800万ポンドの移籍金でレアル・マドリーへと加入した。
元祖ロナウドなど重要なストライカーがいたためにスーパーサブのような役割を与えられる中、45試合16ゴールという結果を残したものの、1年でニューカッスル・ユナイテッドへと移籍することになった。
デイヴィッド・ベッカム
国籍:イングランド
レアル・マドリーにとっては決して成功したとは言い難い獲得になってしまった。ロナウジーニョと天秤にかけてクラブはベッカムを選んだものの、得意な右サイドではなくボランチで起用されることも多く、十分な力を発揮できなかったといえる。
2007年にはまだまだ知名度が低かったアメリカ・メジャーリーグサッカーのLAギャラクシーに移籍することを決め、世界に驚きを与えた。その際には日本でもMLSが放映されるなど、「ベッカム現象」が起こった。
スティーヴ・マクマナマン
国籍:イングランド
決して輝かしいスターというわけではなく、レアル・マドリーでは4シーズンしか過ごしていないが、それでもクラブの忠実なファンからは今も大いにリスペクトされている。
1999年にイングランドから獲得されたマクマナマンは、ラウールやロナウド、ジダン、フィーゴらとともに多くのタイトルを獲得。特に2000年のチャンピオンズリーグ決勝ではバレンシアを相手に見事なパフォーマンスを見せ、ゴールも決め、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれている。
ローリー・カニンガム
国籍:イングランド
レアル・マドリーでプレーした初の英国人選手。そして、イングランド代表で初めてプレーした黒人選手でもある。サッカーの歴史に残る名ウインガーの一人だが、33歳という若さで交通事故のため亡くなったという悲劇的な存在でもある。
レイトン・オリエントとWBAでプレーした後、1979年にレアル・マドリーへ移籍。デビュー戦で2ゴールを決めるなど活躍したものの、徐々に出場機会を減らし1983年にて退団している。
ギャレス・ベイル
国籍:ウェールズ
ウェールズ人としては初となるレアル・マドリー所属の選手。サウサンプトンからトッテナムに移籍し、サイドバックからアタッカーにコンバートされたことで大ブレイクし、2013年に9100万ユーロという当時の世界最高額となる移籍金で加入した。
怪我に悩まされながらも重要なときにゴールを決めるなど、非常に頼れる選手として活躍したものの…この数年は離脱が続き、代表でしか彼の姿を見ることができなくなっている。